季節による使い分け
蒸し暑い時期は、さっぱりとした使用感のローションやフォーム(泡製剤)、乾燥する時期は油分を多く含み、皮膚を覆う効果に優れた軟膏やクリームが適しています。
時間帯による使い分け
入浴後は体の水分が潤っているので、軟膏やクリームで保湿し、朝の忙しい時間帯には、短時間で塗ることができるローションにすることも一案です。
川崎市高津区の小児科・皮膚科・内科のことなら二子新地ひかりこどもクリニック。
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Event
クループ症候群は、のど(咽頭:いんとう)とその周囲が狭くなることで引き起こされます。主にウイルス感染による急性上気道炎(いわゆる風邪)によってのどに炎症が起こり、むくむことで生じます。3歳未満の乳幼児に多く発症します。
症状
乳幼児は、空気の通り道である咽頭(いんとう)が構造上狭く、急性上気道炎で炎症が起こると、容易に狭小化を招きます。
特徴的な症状
治療
ご自宅では、お子さんが楽な姿勢をとるようにすることが大切です。
多くの場合、横になると苦しいので、起き上がった姿勢を取りたがります。
縦抱きにする、少し水分を摂取するなどして落ち着かせましょう。
軽症の場合は、去痰薬などの風邪薬を内服し安静にしていると次第に改善します。
苦しい様子が持続する、もしくは悪化するようなら、夜間でも必ず医療機関を受診しましょう。医療機関では、エピネフリン(ボスミン)の吸入や、ステロイド投与などを行います。
参考:小児の治療指針(小児科診療、Vol.81 増刊号、2018年)
鼻アレルギー診療ガイドライン2020年版によると、アレルギー性鼻炎全体の有病率は49.2%で、2008年の調査時より約10%も上昇しています。
5-9歳のスギ花粉症の有病率は、1998年7.5%、2008年13.7%、2019年30.1%と、10年ごとに倍増しています。
コロナ禍で家にいる時間が長くなり、室内環境の影響を受けることが多くなっています。夏から秋にかけてはダニの抗原量(ダニの死骸やフンなど)が増えるため、秋の鼻汁やくしゃみなどの症状は花粉だけでなく室内アレルゲンも考える必要があります。
検査と診断は?
アレルギー性鼻炎の方は、特徴的な鼻粘膜の所見がみられます。
当院でも鼻鏡を用いて鼻の観察を行い、下鼻甲介(かびこうかい)の粘膜のむくみなどを確認して診断します。
また、アレルギーの有無を確認するため、アレルギー検査を行います。
問診から原因アレルゲンを推定しにくい場合は、多項目を同時に測定できる「Viewアレルギー39」というアレルゲン検索がおすすめです。また、イムノキャップといわれる指先から少量の血液で簡易的に検査ができる方法も行っています。この検査では、ダニ、イヌ、ネコ、ゴキブリ、スギ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギの8項目について検査ができます。低侵襲のため、小さなお子さんにとっては実施しやすい検査となっています。
ガイドラインでの治療改定のポイント
最近、新たな抗ヒスタミン薬が追加され、小児でも12歳以上で保険適応がある薬が増えてきました。即効性が期待でき、副作用が少なく、1日1回の内服で飲み忘れの心配も少なくなります。詳細は受診した際にご相談ください。
アレルギー免疫療法(舌下免疫療法)の有効性についてだいぶわかってきました。小児科学会はじめ、いろいろな学術集会で多く取り上げられ、小児の分野でも有効な治療法の一つになっています。2014年からスギ花粉症に、2015年からはダニ通年性アレルギー性鼻炎に保険適応となっています。
当院でも舌下免疫療法を推奨しています。ご家族そろって治療を受けている患者さんもいます。治療期間としては3-5年継続することが望ましいとされています。抗ヒスタミン薬など複数種類内服しないといけなく長期間の服用が心配、抗ヒスタミン薬を内服していても効果が乏しかったり内服することにより眠気やぼーっとしやすいなどありましたら、是非、舌下免疫療法を検討してみてください。
出典元 鼻アレルギー診療ガイドライン2020年版
まずは皮膚を清潔にすること
ほほやあご、胸など皮脂成分が少ない部分は乾燥しやすく、乾燥により皮膚バリア機能が低下し、乳児湿疹やアトピー性皮膚炎を発症しやすくなります。
最近では、食物アレルギーとの関連もわかってきました。
おむつの中の汚れ、汗、ほこりなど皮膚の刺激になるだけでなく、塗った薬も酸化し、汗や皮脂と混じり汚れとなります。
洗い方
保湿剤は適切な量を適切に塗ることが大切!
季節による使い分け
蒸し暑い時期は、さっぱりとした使用感のローションやフォーム(泡製剤)、乾燥する時期は油分を多く含み、皮膚を覆う効果に優れた軟膏やクリームが適しています。
時間帯による使い分け
入浴後は体の水分が潤っているので、軟膏やクリームで保湿し、朝の忙しい時間帯には、短時間で塗ることができるローションにすることも一案です。
春から夏にかけてイネ科の「カモガヤ」が公園や河川敷で観察されるようになります。二子新地周辺は多摩川の河川敷沿いであり、目や鼻の症状が長引く原因、実はカモガヤの花粉かもしれません。
メロンやスイカを食べて口がイガイガしたことありませんか?
メロンやスイカを食べた時に口のかゆみやイガイガした違和感を生じたことがある方は、イネ科の花粉症の可能性があります。「花粉―食物アレルギー症候群」や「口腔アレルギー症候群」と呼ばれ、花粉症が原因となっている食物アレルギーです。
どのようにしたら診断できる?
簡易的なアレルギー検査(30分程度で判定)で、カモガヤにアレルギー反応があるか判定できます(保険適応あり)。
イネ科の花粉対策は?
イネ科は飛散距離が数十メートルと短いため、近づかないことが最も効果的です。
包茎とは、おちんちんの先端の包皮口が狭く亀頭が露出できない状態のことです。成長に伴い次第に治るので積極的な治療は必要ありませんが、以下の問題がある場合は治療を検討します。
弱いステロイド軟膏を包皮口に塗る治療が有効的です。包皮を少し剥くようにして、“できるだけ包皮の内側にすりこむ”ように軟膏を塗ります。毎日2回塗り、約2週間で包皮が広がり亀頭が露出できるようになります。時間がたつとむけにくくなってきますが、入浴時に包皮をむいて清潔に保つようにすることで予防できます。むいた包皮は必ず元に戻しましょう!
4月の入園・入学に向けて、ワクチン(予防接種)の接種もれがないか、改めて確認してみましょう。
子宮頸がんワクチンにおいて諸外国の接種率は80%前後ですが、日本は1%未満。オーストラリアでは子宮頸がんワクチンにより93%ヒトパピローマウイルス(HPV)感染が減少したとの報告があります。予防接種の副反応は約1万接種に1回ですが、子宮頸がんは74人に1人が生涯罹患するリスクがあり、ワクチンにより予防可能です。