ヘルパンギーナにご注意!
- 2018年7月12日
- 感染症あれこれ
発熱、のどの腫れ・痛み、のどに白い水疱のようなできものができる「ヘルパンギーナ」の流行がみらます。
ヘルパンギーナは夏かぜのウイルスである「エンテロウイルス」が原因で発症する感染症です。
「手足口病」も同様のウイルスが原因になります。手足口病とヘルパンギーナは1年おきに流行がみられています。昨年は手足口病が流行しましたので、今年はヘルパンギーナが流行する可能性があります。
エンテロウイルスは飛沫・接触による感染だけでなく、糞便からも感染することがあります。便中には約1か月間ほどウイルスが排出されるため、トイレやおむつ交換の後には、しっかりと手洗いすることが大切です。
数日で自然に熱はさがり、のどの症状も落ち着きますが、のどが痛くて食べられない、高熱でつらいなど、比較的症状が強い場合もあるので注意が必要です。
また熱性けいれん(ひきつけ)の原因になることがあり、まれながら髄膜炎や脳炎、心筋炎を合併することもありますので、元気がない、ぐったりしている、顔色が悪いなどの症状がみられたら、必ず診察を受けてください。