年長さんになったら三種混合ワクチンを!
- 2018年8月3日
- 感染症あれこれ
百日咳は、ワクチン(以前は3種混合、現在は4種混合ワクチンとして接種しています)を接種していても4歳ごろになると免疫が低下してしまうため、5歳ごろからかかってしまうお子さんが増加することが問題視されています。2018年から全数把握対象疾患になり、百日咳に罹患した患者さんの発生動向がわかるようなりました。2018年の年間の百日咳患者報告数は11,190例で、年齢別でもっとも多かったのが7歳をピークとした5-15歳未満のお子さんでした。小さいお子さんがいるご家庭では、兄弟間で感染することもあり、重症化する可能性があります。川崎市内でも毎週一定数の百日咳感染が報告されています。
2018年8月、小児科学会から小学校入学前に「3種混合ワクチン(DPT)」の追加接種が推奨されるようになりました。また、11歳になると接種する二種混合ワクチン(DT)のかわりに三種混合ワクチン(DPT)を接種することも勧められています(ただし任意接種となります)。
おにいちゃんやおねえちゃんが百日咳にかからないように、そして赤ちゃんを守るためにも、年長さんになったら三種混合ワクチン(DPT)を接種されることをお勧めいたします。
三種混合ワクチンは当クリニックでも行っております(自費)
三種混合ワクチン(DPT) 3,500円
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