父親が小児科受診するときのポイント!
- 2023年7月5日
- 専門外来(アレルギー、おねしょなど)
最近は、お子様の診察だけでなく予防接種や健診に同行されるパパが増えてきました。
子どもを病院に連れて行くことはママにとって負担の大きいことなので、パパに同行してもらえると、ママはとても助ると思います。また、パパも一緒に子育てをしていく中で、子供の健康状態をきちんと知っておくこともとても大切なことです。
高校生の息子を持つお母さん看護師からの「父親のための小児科受診のポイント・コツ」をご紹介します。
私の息子は小さい頃から、病院が大嫌いでした。予防接種のたびに父親にも同行してもらい、注射の時には動かないように抱っこしてもらい、とても助かりました。私も仕事をしていたので、息子が急な体調不良で病院に連れて行かないといけない時は、父親が連れていくこともありました。
一緒に働いているパパとママ。
パパに受診をお願いできるのは助かりますが、いくつか注意するポイントがあります。
ポイント1:受診時に必ず持参する物をチェック
□ 保険証・医療証・お薬手帳・母子手帳・診察券を持って行きましょう
□ 診察しやすいように上下別れているお洋服にしましょう
□ 吐いたり、ウンチすることもあるので、着替えやおむつを持って行きましょう
ポイント2:受診前に子供の様子をママと共有しておきましょう
□ 症状の経過(WEB問診をママが記入していたら、内容を聞いておきましょう)
□ 食欲の有無(普段と食べる量の半分?、1/4?。水分は取れている?)
□ 夜間の様子(眠れているか、寝ているときの咳はひどくないか)
□ 機嫌(1日中不機嫌なのか)
□ 体重(だいたいで大丈夫です。7kg?、10kg?、15kg?)
□ 薬の希望のタイプ(シロップ?、粉?、解熱剤の場合は坐薬もあります)
□ 保湿剤などの希望の有無(軟膏・クリーム・ローションタイプも一緒に処方希望あれば)
□ その他、先生に聞いておきたいこと
ポイント3:受診時に注意する事
□ 来院直前や待合室での飲食は控えましょう
診察の時にはのどの様子をみます。そのときに嘔吐する原因になります。
□ ロンパースタイプの肌着の場合、前もっておまたのボタンは外しておきましょう
診察前に準備しておくと、診察がスムーズに行えます。
□ 診察中は動画みせたりゲームあそびは控えましょう
音が鳴るものは、聴診器を使っているときは避けましょう
あやすために背中をポンポンと叩くのも聴診中は避けましょう
□ 診察中の動画や写真撮影は確認してからにしましょう
個人情報の観点から禁止としているクリニックも多いので注意しましょう
□ 診察中、乳幼児はパパのお膝に座らせて腰と腕を一緒にしっかり抱きしめてあげましょう
しっかり固定して、速やかに診察(注射)を終えるようにすると、子供の負担は少なく済みます
□ 予防接種や健診の場合、パパからも相談されると良いでしょう
パパの疑問や困り事があれば、相談してみましょう
ママと一緒に来院されたときは、お荷物を運んだり子どもをあやしたりしてくれるパパはとても頼もしく、ありがたい存在です。
パパ自身にとっても、初めて知る内容も多いと思いますので、是非、一緒にクリニックに受診してみてください。