簡単にできる感染対策で健康を守ろう!
- 2024年11月25日
- 感染症あれこれ
だいぶ寒い日が増えてきました。川崎市内でもインフルエンザ感染が少しずつ報告されるようになり、注意が必要な時期です。
★川崎市インフルエンザ発生状況★
https://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-6-1-0-0-0-0.html
病気にかかってしまう要因には、以下の3つがあります。
・感染源:インフルエンザウイルス、コロナウイルスなど
・宿主:人の免疫状態など
・感染経路:接触、唾液などの飛沫、空気
感染症を予防するためには、特別な手段を取る必要はなく、誰でもできる簡単な対策(=感染経路の遮断)を実践することが大切です。
ここでは、日常生活で実践できる簡単で効果的な感染対策を紹介します。
1.手洗い・手指消毒を徹底しよう。
手洗いは感染症予防の基本です。手洗いは流水と石鹸を使って20秒以上かけてしっかり洗うことが推奨されています。指の間や爪の周りは洗い残しが多い場所ですので意識して丁寧に洗いましょう。
手指消毒も重要です。石鹸や水で手を洗うのが難しい場合は、アルコールベースの手指消毒剤を使用することで、ウイルスや細菌を効率よく除去できます。公共の場所で手を触れた後や、食事の前には手指を消毒することを心がけましょう。
参考)国立成育医療研究センターHP「正しい手洗い(手指衛生)の方法」
https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/kansen/fusegu/tearai.html
2.マスクを着用しよう。
マスクを着用することで、飛沫感染を防げます。人が集まる場所や密閉空間(電車の中など)では、マスクを着用することが推奨されます。
マスクを正しく着用することも重要で、鼻と口を完全に覆い、隙間ができないように調整しましょう。
参考)政府広報オンラインHP「マスクの正しい着け方」
https://www.gov-online.go.jp/prg/prg20344.html
3.こまめに換気しよう。
換気をすることで、室内の空気の流れを良くし、ウイルスを排出しやすくすることができます。密閉された空間では感染が広まりやすいため、定期的に窓を開けて換気を行いましょう。30分に1回程度、数分間の換気をすることが望ましいとされています。
4.ソーシャルディスタンスを確保しよう。
人と人との距離を保つことで、飛沫感染を防げます。目安としては、1~2メートル程度の距離を保つことが推奨されています。近くで咳やくしゃみをした場合でも、感染のリスクを軽減できます。
参考)NHKホームページ「飛沫飛散の様子」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220202/k10013463681000.html
5.健康管理と栄養摂取に気を付けよう。
十分な睡眠とバランスの取れた食事がやはり大切です。適度な運動は免疫力を高め、感染症にかかりにくくします。ビタミンCや亜鉛などの栄養素は感染予防に効果的です。毎日の食事に野菜や果物を取り入れ、免疫力をサポートしましょう。
参考)日本生活習慣予防協会HP「新型コロナウイルス―亜鉛の有用性に関するエビデンス―」
https://seikatsusyukanbyo.com/main/opinion/011.php
6.体調に異変を感じたら、早めに対処しましょう。
咳や喉の痛み、鼻水などの症状が出始めた時、12月の忙しい時期でも無理はせずに自宅でなるべく休養を多くとりましょう。悪化しないためにも、早期の対応が大切です。
まとめ
感染症対策は、難しいことではなく、日常生活の中で簡単に実践できることがたくさんあります。私たちがコロナ禍で取り組んできたことは、インフルエンザ含めてどの感染症の予防にも効果的です。
日々の習慣としてこれらの対策を実践することは、自分自身はもちろん、大切な人々を守ることができます。これらの感染対策を実践して、健康で安全な生活を送りましょう。