長引く発熱、ぜーぜー(喘鳴):ヒトメタニューモウイルス感染症にご注意を!
- 2019年4月8日
- 感染症あれこれ
ヒトメタニューモウイルスは、3-6月ごろに流行する呼吸器感染症を引き起こすウイルスです。
症状としてはぜーぜー(喘鳴)を伴う気管支炎を引き起こし、発熱も4-5日間持続することがあります。
(発熱は長いと1週間ぐらい持続します)
乳幼児や高齢者では症状が悪化する可能性もあり注意が必要です。
発熱が長い場合、細菌(ヒブ、肺炎球菌など)の混合感染による急性中耳炎や肺炎の合併を考える必要があります。
ヒトメタニューモウイルスは、鼻から綿棒で鼻汁を採取し迅速検査で診断ができます。
当院では検査はもちろん、吸入や鼻汁吸引も行います。
症状、経過によってお薬の種類や治療期間を考慮する必要があります。
ヒトメタニューモウイルス感染症を疑う症状がありましたら、一度ご相談ください。