RSウイルス感染症に注意してください
- 2018年7月19日
- 感染症あれこれ
最近、RSウイルス感染症がみられるようになってきました。
RSウイルス感染症は、咳や鼻水、発熱といういわゆる風邪症状をきたしますが、1歳未満とくに生後6か月未満のお子さんに感染すると、ぜーぜー(喘鳴:ぜんめい)したり呼吸が苦しくなったり、通常の風邪に比べて症状が悪化しやすいのが特徴的です。哺乳が少なくなり入院が必要になることもあります。
RSウイルス感染症は、これまでは冬に流行する感染症でしたが、近年では夏の流行がみられており、今後も幼稚園や保育園で感染がみられると思いますのでご注意ください。
RSウイルス感染症の重症化を予防するためのワクチン(シナジス)があります。妊娠36週未満で出生、生まれつき心臓に病気がある、ダウン症のお子さんなど、保険適応で接種できる対象が決まっております。該当される場合もしくは確認したいなどございましたら、当クリニックにご相談ください。