〒213-0004 神奈川県川崎市高津区諏訪1-3-15

アレルギー疾患

Medical

アレルギー|高津区の小児科 二子新地ひかりこどもクリニック|二子新地駅徒歩1分

アレルギー疾患でお困りの方へ

アレルギー疾患専門医師による診察:木曜日 10:00-18:30

アレルギー疾患の診察・ご相談希望の方は、上記日時に受診ください。

当院では小児アレルギーを専門とする医師が、お子様の喘息(ぜんそく)、アトピー性皮膚炎、花粉症(アレルギー性鼻炎)、食物アレルギーなどのアレルギー疾患について、治療だけでなく、相談・生活指導を行っています。

アレルギー疾患は近年、増加しています。症状の変化は日常生活と密接に関連しているため、ご家族と協力しながら一緒に治療方法を考えていくことが大切です。
吸入薬や軟膏(ステロイド剤など)の使い方、食事制限など、症状が安定している時にも対応が必要となります。
たくさんの情報があり混乱することもあるかと思います。当院では、ご家族が安心して対応できるように、きめ細やかな指導を行います。
また、ちょっとした疑問や不安もご相談いただけます。

当院で扱うアレルギー疾患

  1. 気管支喘息(きかんしぜんそく)
  2. アトピー性皮膚炎
  3. 食物アレルギー
  4. アレルギー性鼻炎(びえん)
  5. アレルギー性結膜炎(けつまくえん)

花粉症は、季節性に生じるアレルギー性鼻炎で、多くの患者さんはアレルギー性結膜炎も伴います。

具体的な指導内容

気管支喘息

病気のメカニズムから、吸入の方法や日常生活の中で症状を簡単にチェックできるような方法などについて指導いたします。
発作の誘因(お部屋の塵やダニ、ペットの毛、タバコの煙、感染症、気候、運動など)やその対策について考え、お子様にあった管理の方法を見つけていきます。

アトピー性皮膚炎

スキンケア(身体の洗い方、外用薬(軟膏など)の塗り方)について指導いたします。
悪化する要因(食べ物、汗、乾燥、ダニ・ほこり、ストレスなど)やその対策について考えていきます。
また、外用薬を上手に使用していくために、皮膚科の先生とも相談していきます。

食物アレルギー

原因となる食品(アレルゲンと呼びます)を検索し、アレルゲン毎の食事指導(調理方法や正確な除去方法など)を行います。
アレルゲンの検索のために、血液検査、食物経口負荷試験といった検査を行います。
また、アレルギー症状が出た時の適切な対応方法についても指導いたします。正確な知識を持って不必要な食事制限をなくし、お子様の成長に必要な栄養摂取をしっかりできるようにしましょう。
その他、学校給食への対応や、遠足や旅行行事での食生活の注意点についてもご説明いたします。

花粉症

花粉が飛散する時期に、鼻炎や結膜炎を生じるため、少しでも症状が生じるようであればお薬の治療を開始します。
外出時や帰宅後のセルフケアについてもご説明いたします。

長引く目のかゆみ、鼻水 カモガヤの花粉?

春から夏にかけてイネ科の「カモガヤ」が公園や河川敷で観察されるようになります。二子新地周辺は多摩川の河川敷沿いであり、目や鼻の症状が長引く原因、実はカモガヤの花粉かもしれません。

メロンやスイカを食べて口がイガイガしたことありませんか?

メロンやスイカを食べた時に口のかゆみやイガイガした違和感を生じたことがある方は、イネ科の花粉症の可能性があります。「花粉―食物アレルギー症候群」や「口腔アレルギー症候群」と呼ばれ、花粉症が原因となっている食物アレルギーです。

どのようにしたら診断できる?

簡易的なアレルギー検査(30分程度で判定)で、カモガヤにアレルギー反応があるか判定できます(保険適応あり)。

イネ科の花粉対策は?

イネ科は飛散距離が数十メートルと短いため、近づかないことが最も効果的です。

こどものアレルギー性鼻炎

鼻アレルギー診療ガイドライン2020年版によると、アレルギー性鼻炎全体の有病率は49.2%で、2008年の調査時より約10%も上昇しています。
5~9歳のスギ花粉症の有病率は、1998年7.5%、2008年13.7%、2019年30.1%と、10年ごとに倍増しています。

コロナ禍で家にいる時間が長くなり、室内環境の影響を受けることが多くなっています。夏から秋にかけてはダニの抗原量(ダニの死骸やフンなど)が増えるため、秋の鼻汁やくしゃみなどの症状は花粉だけでなく室内アレルゲンも考える必要があります。

検査と診断は?

アレルギー性鼻炎の方は、特徴的な鼻粘膜の所見がみられます。
当院でも鼻鏡を用いて鼻の観察を行い、下鼻甲介(かびこうかい)の粘膜のむくみなどを確認して診断します。

また、アレルギーの有無を確認するため、アレルギー検査を行います。
問診から原因アレルゲンを推定しにくい場合は、多項目を同時に測定できる「Viewアレルギー39」というアレルゲン検索がおすすめです。
また、イムノキャップといわれる指先から少量の血液で簡易的に検査ができる方法も行っています。この検査では、ダニ、イヌ、ネコ、ゴキブリ、スギ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギの8項目について検査ができます。低侵襲のため、小さなお子様にとっては実施しやすい検査となっています。

ガイドラインでの治療改定のポイント

最近、新たな抗ヒスタミン薬が追加され、小児でも12歳以上で保険適応がある薬が増えてきました。即効性が期待でき、副作用が少なく、1日1回の内服で飲み忘れの心配も少なくなります。詳細は受診した際にご相談ください。

アレルギー免疫療法(舌下免疫療法)の有効性についてだいぶわかってきました。小児科学会はじめ、いろいろな学術集会で多く取り上げられ、小児の分野でも有効な治療法の一つになっています。2014年からスギ花粉症に、2015年からはダニ通年性アレルギー性鼻炎に保険適応となっています。

当院でも舌下免疫療法を推奨しています。ご家族そろって治療を受けている患者さんもいます。治療期間としては3-5年継続することが望ましいとされています。抗ヒスタミン薬など複数種類内服しないといけなく長期間の服用が心配、抗ヒスタミン薬を内服していても効果が乏しかったり内服することにより眠気やぼーっとしやすいなどありましたら、是非、舌下免疫療法を検討してみてください。

出典元:鼻アレルギー診療ガイドライン2020年版

アレルギー性鼻炎(花粉症)の治療法は?

花粉、ダニ、ハウスダストなどアレルギー反応が起こる種類や症状に適した内服薬、点眼薬、点鼻薬を処方いたします。症状に応じて併用することもあります。

スギ・ダニのアレルギーには舌下免疫療法をおすすめしています

舌下免疫療法

「鼻水や鼻づまりで物事に集中できない」「薬を飲まないと症状がすぐに悪くなってしまう」など、つらい症状でお困りの方に舌下免疫療法をおすすめしています。
治療薬を舌の下に置き、定められた時間保持した後、飲み込むだけのかんたんな治療法で、根本的な体質改善が期待でき、5歳以上であれば保険が適用されます
当院ではお子様だけでなく、大人の方も治療可能ですので、ご家族そろって治療を受けていただくことができます。
ご興味のある方、治療を希望される方はお気軽にお問い合わせください。

食物経口負荷試験って、どういうことをやるの?

食物経口負荷試験は、アレルギーの原因となる食物を摂取して症状を誘発させる検査で、食物アレルギーの確定診断のために最も確実な方法です。
この検査は、食物アレルギーの診断だけでなく、どの程度摂取できるようになったか(耐性の獲得)を調べる目的でも行われます。

方法は、調べたい食品を3~6回に分割して15~30分毎に食べていただき、アレルギー症状が誘発されるか確認していきます。
お子様のこれまでの症状の経過に応じて、摂取量や摂取間隔を調整するようにします。

例)鶏卵の場合

ゆで卵を使用します。卵黄から摂取し、症状をみながら、その後に全卵を少量ずつ摂取し、徐々に摂取量を増やしていきます。

検査中にアレルギー症状(アナフィラキシー)が出る可能性があるため、専門医と一緒に、時間をかけながら慎重に検査を行います。

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