赤ちゃんの頭の形
Medical
赤ちゃんの頭の形
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頭の形のゆがみが強いと、将来、合う帽子がない、嚙み合わせが悪い、眼鏡がずれやすくなるなどの困り感が出ることがあります。
頭痛や肩こりの原因となることも知られています。
頭のゆがみについては、受診される医療機関によって「とくに治療の必要はない」と言われることもあるかと思います。
ご家族が、お子様の頭のゆがみについてご心配があれば、生後6か月までを目安に、お早めに当院までご連絡ください。
治療の判断だけでなく、予防法のアドバイスも行います。
川崎市以外の方(横浜市、東京都内の方など)からのご相談もお受けします。
ほとんどは【寝ぐせ(向き癖)】です。
赤ちゃんの頭の骨(頭蓋骨)は一つの骨としてではなく、複数のパーツに分かれています。
これは赤ちゃんの脳が2-3歳ごろまで急速に成⾧するためです。頭蓋骨が癒合していないため、外圧によって容易に変形が生じます。
つまり、同じ側に向いて寝ることで接地面の成⾧が抑えられ、変形が生じてきます。
斜頭
左右のゆがみがあり、頭を上から見ると平行四辺形に見えたり、耳の位置がずれて見えることがあります。
向き癖がある赤ちゃんによく見られます。
※両耳の位置が前後にずれていると、頭のゆがみが中等度以上である可能性があります。
短頭
絶壁頭と表現されます。仰向け寝の時間が⾧い赤ちゃんによく見られます。
当院では、ベビーバンド(株式会社Berry)というヘルメット治療を行っています。
まず「クラニオメーター」という器具を使って、赤ちゃんの頭の形のゆがみの程度を確認します。
また、頭囲を計測し、診察で一般的な成⾧発達のご様子を確認します。
※治療期間は3~5ヶ月程度です。