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気管支喘息

Medical

気管支喘息|高津区の小児科 二子新地ひかりこどもクリニック|二子新地駅徒歩1分

気管支喘息

特徴

気管支喘息

気管支喘息は、アレルギーがもとになって空気が通る「気道」に炎症を起こす病気です。
気道に炎症が起こると気道は狭くなり、その結果息苦しくなったり、咳を繰り返します。

疫学

高度成長期以来、気管支喘息の有病率は増加しましたが、少子化の影響もあり2000年以降は減少傾向です。吸入ステロイドが普及し、症状コントロールが改善し軽症化しています。

乳児期から3歳頃まで増え続け、6歳頃から成人にかけて緩やかに減少します。
男児に多く、アレルギー性鼻炎を合併することが多いのが特徴です。

原因

遺伝や環境の要素が関わって発症します。
環境因子として、とくにハウスダストやダニによるアレルギー反応が重要です。
これにウイルス感染、気圧の変化(天気が悪くなるときなど)、季節の変わり目、タバコの煙などに曝されることで喘息発作につながります。

症状

喘鳴(ぜんめい)
息をするときに、「ひゅーひゅー」と笛をふいているような音がします。
咳嗽(がいそう)
夜間から明け方にかけて咳が出る場合が多く、眠れないこともあります。運動すると咳がでるなど日常生活に支障が出ることもあります。
呼吸困難
息苦しくなり、肩で息をしたり肋骨の間がくぼむような呼吸になります。

診断

喘鳴や長引く咳嗽、呼吸困難の反復(乳児では3エピソード以上繰り返す場合)、アレルギー素因の有無、呼吸機能検査などを組み合わせて総合的に診断します。

  • アレルギーの有無をみる検査:血液検査
  • 肺の機能をみる検査:スパイロメトリー
  • 肺や気管支の炎症をみる測定:NO(一酸化窒素)濃度測定
スパイロメトリー

スパイロメトリー

NO濃度測定器

NO濃度測定器

※ 当院では上記の検査を用いて、気管支喘息の診断や病勢の把握を行い、治療の効果判定にも活用しながら治療していきます。

治療

  • 肺や気管支の炎症を抑える薬:ステロイド薬(吸入)、抗アレルギー薬
  • 細くなった気管支を拡げる薬:気管支拡張薬(内服、吸入、貼付)

発作を起こさないように薬を継続し、一定期間落ち着いていたら、段階的に薬を減量したり、ほかの薬に変更します。元気でも毎日薬をしっかりと継続することが大切です。

※ 喘息とうまく付き合うことが大切です。

日常生活の注意点

喘息を悪化させないために、原因を知り、できる限りそれを避けて日常生活をおくるようにします。

  • ダニやカビなどのアレルゲンを避ける
  • 手洗いなど風邪を予防する
  • タバコの煙にあたらないようにする
  • 気候の変化に注意する
  • 過労や睡眠不足に注意する
  • 過度な運動は避ける

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