疫学
高度成長期以来、気管支喘息の有病率は増加しましたが、少子化の影響もあり2000年以降は減少傾向です。吸入ステロイドが普及し、症状コントロールが改善し軽症化しています。
乳児期から3歳頃まで増え続け、6歳頃から成人にかけて緩やかに減少します。
男児に多く、アレルギー性鼻炎を合併することが多いのが特徴です。
気管支喘息
Medical
気管支喘息は、アレルギーがもとになって空気が通る「気道」に炎症を起こす病気です。
気道に炎症が起こると気道は狭くなり、その結果息苦しくなったり、咳を繰り返します。
高度成長期以来、気管支喘息の有病率は増加しましたが、少子化の影響もあり2000年以降は減少傾向です。吸入ステロイドが普及し、症状コントロールが改善し軽症化しています。
乳児期から3歳頃まで増え続け、6歳頃から成人にかけて緩やかに減少します。
男児に多く、アレルギー性鼻炎を合併することが多いのが特徴です。
遺伝や環境の要素が関わって発症します。
環境因子として、とくにハウスダストやダニによるアレルギー反応が重要です。
これにウイルス感染、気圧の変化(天気が悪くなるときなど)、季節の変わり目、タバコの煙などに曝されることで喘息発作につながります。
喘鳴や長引く咳嗽、呼吸困難の反復(乳児では3エピソード以上繰り返す場合)、アレルギー素因の有無、呼吸機能検査などを組み合わせて総合的に診断します。
※ 当院では上記の検査を用いて、気管支喘息の診断や病勢の把握を行い、治療の効果判定にも活用しながら治療していきます。
発作を起こさないように薬を継続し、一定期間落ち着いていたら、段階的に薬を減量したり、ほかの薬に変更します。元気でも毎日薬をしっかりと継続することが大切です。
※ 喘息とうまく付き合うことが大切です。
喘息を悪化させないために、原因を知り、できる限りそれを避けて日常生活をおくるようにします。