1か月健診
Medical
1か月健診
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川崎市では令和7年1月29日より、赤ちゃんの1か月健診費用が助成されます。
生後1か月ごろになると、「おっぱいを上手に飲んでくれない」「ミルクは足りているかな?」「湿疹がよくならない」「うんちがでないけど、綿棒浣腸は難しそう」などなど、さまざまなお悩みがでてくると思います。
初めての育児で不安、兄弟のときとは違う・・と戸惑うことも。そんなご家族の育児のお悩みに、小児科専門医とママさん看護師が丁寧にお答えします。
これから万が一体調が心配になった時に、気軽に相談できるクリニックを早めに見つけておく良い機会にもなります。赤ちゃんの1か月健診の機会に、身近なクリニックで気軽にお話してみませんか。
当院は予防接種や健診を専門に行うサテライト区画を設けているため、生後1か月の赤ちゃんも安心してご受診いただけます。ぜひご利用ください。
川崎市に住民票がある、生後28日から41日までの赤ちゃん
※ 入院など医療的な理由であれば、生後6週間を超えていても1週間程度延長できる場合がありますので、クリニックまでご相談ください。
当院の予防接種・健診・専門外来エリアまでお電話ください。
TEL:044-455-7043
赤ちゃんの発育と全身状態を診察します。
1か月健診で診察している項目をご紹介しますが、1か月前後の赤ちゃんでよくある心配ごとです。他院で1か月健診をお済みの方も、赤ちゃんの心配ごとやお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。
太もものしわの左右差の有無、股関節開き具合などを診察します。
赤ちゃんの皮膚のバリア機能はまだまだ未熟です。新生児期からの保湿は赤ちゃんの皮膚の乾燥を防ぐだけでなく、アトピー性皮膚炎の発症を予防することになることも分かっています。
赤ちゃんは腸管の発達が未熟で、筋肉量も少ないので便を出そうといきむ力が弱く、便秘を起こしやすいといわれています。排便が3日以上ない、機嫌が悪い、吐き戻しが増えたなどの場合は、赤ちゃんが苦しいサインかもしれません。綿棒刺激で排便のきっかけを作ってあげるとうんちが上手にできるようになることがあります。
いわゆる「でべそ」です。生後1か月頃からみられ、3か月頃がピークです。約80%が自然治癒しますが、圧迫固定をすると早期に治癒を促すことができます。ヘルニア治癒後の皮膚のしわやたるみが残らないように美容の観点でもおすすめしています。
当院では診察時に実際に圧迫固定して、やり方を確認します。1回分の圧迫セットもお渡ししています。
用意するもの:防水テープ、スポンジ(綿球)
へその緒のとれたあとお臍が赤く盛り上がってじくじくしたり、出血したりすることがあります。当院では硝酸銀や液体窒素を使って治療します。
赤ちゃんの「首の後ろの湿疹がよくならない」「後頭部に汗疹がある」と、よくご相談を受けます。これは、単純性血管腫という赤あざの一種(ウンナ母斑)であることが多く、生まれつき首の後ろ(頭部からうなじにかけて)に現れます。自然と薄くなっていくことが多いですが、色が濃い場合は大人になっても残る場合があります。レーザー治療をご希望の場合は、近隣の対応している病院に紹介状を作成します。
新生児期は、頭蓋骨がまだ軟らかく、いくつかの骨が未だつながっていない状態のため、頭の形が変形しやすいです。赤ちゃんの姿勢を工夫することによって、頭の形のゆがみや絶壁を改善・予防することができます。 当院ではご希望に応じて、専用器具(クラニオメーター)を使用して頭の形のゆがみ度を計測しています。ゆがみ度を評価した上で、医師や看護師からホームケアについて指導し、定期的にフォローしていきます。ヘルメット治療にも対応しています。
生後2か月から始まるワクチンについて、個別に作成したスケジュールをもとに接種の流れと、接種するワクチンについてご説明いたします。当院ではロタワクチンを2種類用意しており、医師と相談したうえでどちらを接種するか決めることができます。
通常は生後2週間ほどで消失します。その後も黄疸が続く方の多くは、母乳性黄疸と呼ばれるものが原因で、ほとんどの場合は経過観察のみで問題ありません。医師が診察し、必要に応じて採血を行うこともあります。
授乳の量や回数はそれぞれですが、体重が増えていれば問題ありません。完全母乳で授乳回数が多くて大変な場合や、体重増加が緩やかな場合はミルクを活用しても良いかもしれません。
赤ちゃんは体温調節がまだ十分にできません。そのため、生後1か月までは大人よりも1枚多めに服を着せるのが良いです。生後3か月までは、大人と同じ枚数の衣類を着せましょう。
お風呂デビューは、お臍の部分がきれいに治ってからです。お臍の状態は1か月健診で確認します。沐浴がダメということではないので、ライフスタイルに合わせて生後3か月頃までベビーバスを使用する方もいます。
赤ちゃんはまだ体温調節を上手にすることができないため、手足の末端の血管を細く縮めて、体温を逃さないようにしています。手足の動かし方や、感覚を養うためにも手袋やミトン・靴下を着せる必要はありません。赤ちゃんが暑いか寒いかは、体幹(背中)を触って、汗ばんでいれば暑い、冷たければ寒いと判断しましょう。
新生児期(生後0~28日)は体温調節が難しいため、基本的にお家で過ごすのが安全です。春や秋など、寒暖差が少ない季節であれば、生後3~4か月からベランダや庭で外気浴を始めます。ただし、赤ちゃんの体調が良くないときは、無理せずおうちで過ごしましょう。