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こどもの包茎

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こどもの包茎|川崎市高津区の小児科 二子新地ひかりこどもクリニック

こどもの包茎

包茎とは、おちんちんの先端の包皮口が狭く亀頭が露出できない状態のことです。生まれた時の赤ちゃんは皆様包茎です。大きくなるにつれ次第に治っていき、中学生で10%、思春期以降では5%程度といわれています。

包茎の問題点

包茎の問題点は、以下の3点です。

  1. おしっこの時に、おちんちんの先がふくらんで排尿する状態となり、おしっこがあちこちに飛び散り、お洋服やトイレが汚れてしまうことがあります。
  2. 亀頭包皮炎(きとうほうひえん)を起こすことがあります。おちんちんにばい菌が入り、おちんちんが赤く腫れて痛がるようになります。抗菌薬の内服でよくなりますが、包茎のお子様は、亀頭包皮炎を繰り返すことがあります。
  3. 恥垢(ちこう)がたまります。おちんちんの皮に脂肪の塊のようなものができることがあります。いわゆる「垢(あか)」です。自然になくなるので特別な処置は必要ありませんが、ご家族が心配されることがしばしばあります。

包茎の治療

包茎の治療は、こどもの包茎は自然に治るので、積極的に治療をする必要はありません。前述のような問題がある場合、弱いステロイド軟膏を包皮口に少量塗る治療が有効的です。ご家族が指で包皮を少し剥くようにして、“できるだけ包皮の内側にすりこむ”ように軟膏を塗ることがポイントです。
毎日2回塗り、約2週間で包皮が広がり、亀頭が露出できるようになります。完全にむけるようになったら軟膏の塗布を中止します。時間がたつとむけにくくなってきますが、入浴の際に必ず包皮をむいて清潔に保つようにすることで予防できます。
※ むいた包皮は必ず元にもどすようにしましょう。

軟膏を塗っても改善しない場合、嵌頓包茎(かんとんほうけい)といって、包皮がむけた状態で亀頭が締め付けられて循環障害を起こしてしまう場合(包皮がむくみ、亀頭の色が赤紫色に腫れます)は手術治療が必要となることもあります。

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